M27(亜鈴状星雲)

2020年11月29日

撮影者の一言(撮影者:西本 伸一)

春から夏にかけて撮影出来る対象で、非常に明るく天体写真初心者の方でも簡単に撮影出来る対象です。しかし、この対象の背景にはブロードバンド(RGB)では写り難い背景が存在し、ナローバンドフィルター長露光でその背景に挑んでみました。

天体の解説:

  • 概要: 明るさは7~8等級で双眼鏡で見ることができる、惑星状星雲と呼ばれ、星が寿命を迎えたあと放出されたガスの光
  • 距離: 1,235光年

撮影データ

  • 撮影日: 2019年8月14日(合計2夜)
  • 撮影地: 岡山県備前市吉永町 八塔寺
  • 光学系: タカハシ BRC250M(ベーカー準リッチークレチアン式反射 口径250mm、焦点距離1,268mm、F5)
  • 架台: タカハシ JP-Z
  • ガイド: オフアキシスガイド、QHY5LⅡM、PHD2、オートガイド
  • カメラ: QHYCCD QHY16200A(フィルタ OPTLONG ナローバンド)
  • 露出: Hα10分×29,OⅢ10分×30(総露出時間:9時間50分) (AOO疑似カラー合成)