干潟星雲(M8)

撮影者の一言(撮影者:藤原 健一)

干潟星雲はいて座にある散光星雲(M8、NGC6523)星雲を横切る帯状の暗黒星雲が干潟に似ていることから、この名がつけられたといわれています。夏の代表的な散光星雲で、視直径が大きく、空の暗い場所なら双眼鏡でも観察できます。撮影したのは貴重な梅雨の晴れ間の新月で、たくさんの仲間が集まり、楽しく撮影しました。

天体の概要:銀河系内天体

  • 種類: 星雲(輝線星雲、暗黒星雲)
  • 距離: 約4,000光年
  • 大きさ: 約100光年

撮影データ

  • 撮影日: 2017年12月22日
  • 撮影地: 岡山県備前市吉永町 八塔寺
  • 光学系: ビクセン R200SS(ニュートン式反射 口径200mm、焦点距離800mm、F4)
  • 架台: タカハシ EM-200 TEMMA2
  • ガイド: LM100JC(口径mm,焦点距離mm)、QHY5LⅡM、ステラショット、オートガイド
  • カメラ: キヤノン EOS Kiss X2 IR改造、ISO1600
  • 露出: 5分×16(総露出時間:1時間20分)