オリオン大星雲とその周辺の星雲群

2020年2月9日

撮影者の一言(撮影者:きっしー)

オリオン大星雲(M42)は全天で最も明るい散光星雲の1つで、オリオン座の3ツ星の中央下方に肉眼でも見ることができます。M42の周辺には微かな星雲が広範囲に広がっており、この作品では多段階露光という手法を用いて、明るいM42本体と周辺の淡い星雲の微細構造を同時に1つの画面で描写することを試みています。

天体の概要:銀河系内天体

  • 種類: 星雲(輝線星雲、反射星雲、分子雲)
  • 距離: 約1,300光年(オリオン大星雲)
  • 大きさ: 約20光年(オリオン大星雲)

撮影データ

  • 撮影日: 2017年12月22日
  • 撮影地: 岡山県備前市吉永町 八塔寺
  • 光学系: タカハシ ε-130D(ニュートン式反射〔独自イプシロン光学系〕口径130mm 、焦点距離430mm、F3.3)
  • 架台: タカハシ EM-200
  • ガイド: トミー ミニボーグ50(口径50mm,焦点距離250mm)、QHY5LⅡM、PHD、オートガイド
  • カメラ: FLI ML16200(-40℃)
  • 露出: L15分×16,4分×8,1分×8,16秒×8,R3分45秒×4,1分×4,15秒×4,4秒×4,G3分45秒×5,1分×5,15秒×5,4秒×5,B3分45秒×6,1分×6,15秒×6,4秒×6(総露出時間:4時間56分15秒)(RGBは2×2ビニング)